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【芝生】芝生をプランターで養殖して移植-プランター芝生の成長記録

プランターで養殖した芝生を植え付ける-プランター芝生の成長記録 芝生

以前に紹介した記事では、芝生のメンテナンス作業で発生した芝生の”かけら”を利用して、移植(張り替え)用芝生の養殖を始めた内容を紹介しました。今回、その養殖芝生が移植可能な状態にまで育ちましたので、一部を移植するとともに、その成長過程をまとめて今後の養殖方針について考察してみました。下記リンクで動画も公開していますので、皆様のご参考になれば嬉しいです。

1.芝生の育成で発生する芝生の”かけら”を養殖

コアリング根切り床土の入れ替えなどの芝生のメンテナンス作業を実施していくと、捨ててしまう芝生の”かけら”が発生します。そこで、下記リンクの記事では、その捨ててしまう”かけら”をプランターに植え付けて養殖する方法などを紹介しました。

10年以上放置してハゲがある芝生

我が家の芝生は10年以上、雑草を抜いて伸びすぎた芝生をカットするだけで放置されてきましたので、中央の人が踏み歩くエリアは、写真のような状態でところどころ”ハゲ”が出来ている状況でした。

その状況を改善すべく、2020年秋より”芝生の再生”を掲げて芝生の育成を開始し、現在も育成を継続中です。

芝生が剥げた部分は、新しい芝生を購入してきて張り替えてしまえば早く改善できるのですが、それでは”補修”となり、”再生”にはなりません。新しい芝生を購入することなく、現有する芝生だけで再生したい!そんな理念を逸脱することなく芝生を張り替える方法として「養殖」という方法を選択しました。

芝生の育成作業で発生した芝生のかけらをプランターに植えて養殖して活用する

養殖方法は、写真のようにプランターに芝生の”かけら”を植え付けて育てるというシンプルなものです。鉢底石を敷いたプランターに園芸用の土を入れて、そこに芝生の”かけら”を植え付けます。(植え付けを前提とする場合は、鉢底石はない方がいいかもしれません)

今年は、下記リンクの記事で紹介した「芝生を部分的に一旦剥がす」などの大がかりな作業を実施したこともあり、作業の中で大量の芝生の”かけら”が発生しましたので、それを養殖用のプランターに少しずつ植え付けて育てています。

2.プランターで養殖する芝生の育て方

プランターで養殖する芝生の育て方はいたって簡単です。水を切らさないよう定期的に散水して育てるだけです。芝生は陽当たりが良ければモリモリ育ってくれる植物ですので、陽が当たって水さえ切らさなければそれだけでしっかり成長してくれます。

ただし、プランターの置く場所を変えると”陽当たり”が大きく変化しますので、その辺の”陽当たり”の変化には十分な注意が必要です。(その理由は下記で説明しています)

まず、植え付け直後は芝生が”かけら”になって弱っているはずなので、しばらくは半日陰で育てて状態が落ち着くのを待ちます。芝生の成長が始まったことが確認できたら根が張ったサインなので、日当たりのよい場所に移して本格的に育てていきます。

芝生の育成作業で発生した芝生のかけらをプランターに植えて養殖した芝生の4か月後

しかしながら、我が家の狭いお庭では、4つのプランターすべてを陽当たりがよい場所に置くのは難しく…端に置いたプランターが、若干、陽当たりが悪い状態で養殖されていました。(すぐ横に群生した茗荷の葉で日陰が出来ていました。)

それをしばらくしてから改めて日当たりのよい場所に移動させたところ…最も陽当たりが悪かったプランターの芝生が枯れてしまいました。(写真の左上のプランターです。)突然、陽当たりが良くなったことにびっくりして枯れてしまったようです。

幸い、完全には枯れてはいなかった(葉だけが落ちて根は生きているようだった)ので、現在はリカバリ療養中ですが、プランターで育てる際には、設置場所の移動による”陽当たり”の変化には十分注意してください。

3.プランターで養殖する芝生の成長記録

プランターで養殖した芝生の成長の様子は以下のとおりです。使用する培養土の栄養や陽当たりなど、育成環境によって結果が多少異なるとは思いますが、成長の一例としてご参考にしてください。

芝生の育成作業で発生した芝生のかけらをプランターに追加で植えつけた直後の状態
5月下旬

まずは、芝生の”かけら”を植え付けた5月後半時点の写真です。小さな”かけら”を植え付けただけなので、写真では芝生がほとんど確認できませんね。

芝生の育成作業で発生した芝生のかけらをプランターに追加で植えつけた直後の状態
6月上旬

続いては、初回の植え付けから2週間後に発生した”かけら”を追加で植え付けた時の写真です。2週間前に植え付けた芝生が少しだけ成長して、芝生はまばらな状態です。

芝生の育成作業で発生した芝生のかけらをプランターに植えつけて養殖を開始し1か月が経過した状態
6月下旬

こちらは”かけら”の植え付けから約4週間(1か月)が経過した6月下旬の様子です。個々の芝生が少しずつ成長してきましたね。

芝生の育成作業で発生した芝生のかけらをプランターに植えつけて養殖を開始し2か月が経過した状態
7月下旬

”かけら”の植え付けから9週間(2か月)が経過した7月下旬の様子です。随分と芝生っぽくなってきましたが…一番奥のプランターには陽があまり当たってないことが写真でもわかりますね。。。(この時点で手を打つべきでした)

芝生の育成作業で発生した芝生のかけらをプランターに植えつけて養殖を開始し3か月が経過した状態
8月下旬

”かけら”の植え付けから13週間(3か月)が経過した8月下旬の様子です。葉もだいぶ伸びて植え付けできそうな状態まで育ちました。ただ、一番奥のプランターは陽があまり当たっていない影響からか、葉の数も少なくちょっと寂しい状況です。

なお、本当はこの時点で一部を植え付けしたかったのですが、8月後半で残暑が厳しかったこともあって自重しました。

芝生の育成作業で発生した芝生のかけらをプランターに植えつけて養殖を開始し4か月が経過した状態
9月中旬

そして、こちらが”かけら”の植え付けから16週間(4か月弱)が経過した9月中旬の様子です。葉色も良くなり元気に育ちましたが…前述のとおり、プランターの置き場所を変えたことで日照状態が変化し、1つのプランターの芝生を枯らしてしまいました。(現在、絶賛リカバリ中です…)

以上が現在までの成長記録です。結論としては、芝生の”かけら”から、植え付け可能な状態まで成長させるには、少なくとも”3か月程度”は必要という結果となりました。

真夏は芝生への負担が大きくて植え付けが難しいことなどを踏まえると、やはり、春先に養殖を開始した芝生は、秋口頃にやっと植え付けできるようになる感じですね。

4.プランターで養殖した芝生の植え付け

今回は、養殖した芝生の一部となる、4つ育てたプランターのうちの1つを植え付けてみます。

植え付ける場所は、はるか昔に芝生が絶滅してしまっていたエリアで、しばらくの間”茗荷畑”としていた場所です。お庭の南端に位置していて、日中は前のお家の日陰になってしまうので、陽当たりはあまりよくありませんが、人があまり踏んでいない場所なので、土壌はそれほど堅くありません。

育成作業で発生した芝生のかけらを植え付けてプランターで養殖した芝生を、庭に植え付けるために開けた穴

まずは、芝生を植え付けるための穴を掘ります。今回は、プランターに園芸用の土を入れてそこに芝生を植え付けましたので、その根付いた土ごと植え付けることが出来る大きな穴を開けました。

なお、土壌は予想したとおり柔らかいです。掘るとミミズも出てきていい感じです。(我が家の芝生では、床土の土壌改良が当面の課題となっているため、ミミズは益虫です。)

穴が掘れたら、養殖芝生をプランターから取り出し、根に絡まった鉢底石を取り除きます。

育成作業で発生した芝生のかけらを植え付けてプランターで養殖した芝生を、庭に植え付ける

鉢底石が除去出来たら、土の塊が崩れないよう注意しながら掘った穴に投入し、十分な土をかぶせていきます。

最後に十分に散水したら植え付け完了です。散水すると土中の隙間がなくなり、埋めた土が凹んで(痩せて)いきますので、事前に被せておく土はちょっと多めにしておくくらいでちょうどよいと思います。

ちなみに、写真の左奥に植えつけられている芝生は、別容器で育成していた芝生です。今回、プランターで養殖した芝生と同じタイミングでお庭に植え付けました。

5.芝生の養殖に関する今後の方針

今回、プランターで養殖した芝生を植え付けてわかった”芝生養殖の課題”は下記です。

  • 使用した園芸用の土が柔らかいため、植え付け時に形が崩れてしまう
  • 植え付ける芝生のサイズが大きすぎる
  • 根が絡まった鉢底石を除去するのが少し面倒

以上を踏まえて、来シーズンに向けての芝生の養殖方針は下記です。

5.1 芝生の養殖に使用する容器

芝生の養殖に使用する容器は、植え付けを考えるとプランターでは面積が大き過ぎます。

また、ホームセンターで購入する芝生のように薄っぺらい状態ではなく、深くまで根を張った芝生をそのまま植え付けるためには、容器にはある程度の深さが必要です。

よって、来シーズンの養殖では、底面積が「10cm×10cm」から「15cm×15cm」程度で、深さが「10cm~15cm」くらいの、出来るだけ直方体に近い小型の容器を使用していきたいと思います。

育成作業で発生した芝生のかけらを植え付けて実験的に培養した芝生を、庭に植え付ける

写真はプランターではない別容器で育成した芝生を実際に植え付けた時の写真ですが、このようなコンパクトな直方体であれば、多少厚み(深さ)があっても植え付けやすかったです。

また、芝生の張り替えでターフカッターを使用して芝生を剥がす作業を考慮すると、容器の底面形状は植木鉢のような円形状よりも、やはり四角形状の方がよいです。

小さいお庭に養殖芝生を効率よく並べることを考えても、より効率のよい底面形状は四角なので、来シーズンに向けてはその条件に合う、直方体に近い小型の容器を探して使用していきます。

5.2 芝生の養殖に使用する培養土と鉢底石

芝生の養殖に使用する培養土は、園芸用の土など通常の土で問題なさそうです。(別途行った実験では、カチカチに固まってさえいなければ、粘土質の土でもしっかり成長してくれるという結果が出ました。)

育成作業で発生した芝生のかけらを植え付けてプ養殖したプランター芝生はサイズが大きくて扱いにくい

ただ、今回のように園芸用の土を容器に”ふわっと”入れるだけでは土が”フカフカ”になり過ぎて、植え付け時に土が崩れてしまうことがわかりました。

よって、来シーズンに向けての養殖では、容器に入れた状態で土を多少圧縮して、若干固まった状態で使用していきたいと思います。(5.1項の直方体の芝生のように土がある程度固まってくれるのが理想です。)

また、底に鉢底石を入れると芝の根が絡んでしまって、植え付け時に除去するのが面倒となるので、今後は鉢底石を使用せずに養殖していきます。養殖用の容器を地面から少し浮かせるように設置すれば、排水性などの問題も解決できると思いますので。

6.来シーズンの芝生の養殖に向けて

今シーズンは4つのプランターを使用して養殖を行いましたが、タイミング的にも植え付けにはそのうちの1つしか使用できませんでした。3つのうち1つは葉が枯れてしまってリカバリ中ですが、残った3つのプランターは、直方体の容器に入れ替えた状態で越冬させて、来春の張り替えに使用していきたいと思っています。

熊は冬眠する真冬の越冬

ただ、現時点でプランターに植えた芝生ををそのまま屋外に放置して越冬できるか?がわかっておりませんので、その辺も「屋外放置(霜があたる場所)」「屋外の軒下(霜が当たらない場所)」「温室状態」などで越冬環境を分けて、結果をご報告出来ればと思っています。(全部越冬できなかったら泣きますがw)

DIYで芝生越冬用の簡易的な温室を作成してみても面白いかもしれませんね。(後日、温室を作成した様子を下記リンクの記事にて紹介していますので、合わせてご参考にしてみてください。)

追記:植え付けしやすい容器への植え替え

プランターで養殖していた芝生を植え付けしやすいサイズの容器に植え替えました。

プランターで養殖した芝生を移植しやすいサイズの容器に植え替えるために、容器の底にはんだごてで水抜き用の穴を開けて対応

使用する容器のサイズは「10cm~15cm」のくらいの直方体を想定していましたが、複数の100均で容器を物色した結果、ちょっと大きめの「1辺17cmの立方体」の容器で対応しました。

ただし、使用した容器が園芸用のものではなく、ただのバケツ的なものだったため、容器の底には”はんだごて”で水抜き用の穴を開けて使用しています。(給水が最小限で済むよう、開ける穴は小さめにしておきました。)

そして、植え替えた芝生はにて作成した温室などで越冬させ、来春の芝生の張り替えで活用していく予定です。(自作の温室を作成した記事のリンクを、6項に貼り付けましたので、ご参考にしてみてください)

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